爆裂
コンクリート中の鉄筋が錆びて膨張することにより、コンクリートが押し出される現象です。原因としては、クラックなどから雨水が侵入して、内部の鉄筋が錆びることによっておこります。
爆裂補修施工後
露出した鉄筋に錆止めをしてから、樹脂モルタルで補修、整形します。
外壁クラック
外壁塗装で直面するひび割れの主なものは4種類です。その多くは、モルタル壁など湿式工法の外壁材に見られます 。クラックの種類に応じて施工の方法も変わります。
クラック低圧注入
専用の器具を使い、ゴムの復元力等を利用してひび割れ内部にエポキシ樹脂の補修材を加圧し低圧注入する工法です。低圧注入での補修はひび割れ内に加圧して注入しますので、ひび割れ深層部まで補修を行うことが出来き、構造上主要な壁(耐力壁)のひび割れや、壁面を貫通しているような大きなひび割れの補修に適した工法です。
サンダーカット
シール工法は、クラック部に十分なシーリング材を充填できるよう、ダイヤモンドの目地切りカッターを使用して目地を作ります。クラック部に添うようにして外壁材を削り落とします。外壁材を削り落とし目地を作るサンダーカットは、そのカットする目地の形状でそれぞれVカット、Uカットといわれています。
クラックシーリング
VカットまたはUカットした目地にシーリング材を充填して、ヘラで押さえます。
塗膜脆弱
経年劣化により外壁の表面塗膜が浮いたり、剥離したりして本来の効果を果たさなくなった状態が脆弱塗膜です。
塗膜脆弱補修
脆弱塗膜部を撤去して、接着力の強いカチオンモルタルを浮き防止目的で薄く塗り(表面補修)凹凸部の成形を行います。脆弱塗膜をしっかり剥がしてから塗替えることで、新しい塗膜の性能も高まり長持ちします。
タイル浮き補修
タイルが剥がれると欠落の恐れがあります。浮いた部分にエポキシ樹脂を注入しアンカーピンでコンクリート躯体に固定して、確実にタイルの脱落を防止します。
構造クラック
躯体の構造クラックにより、外壁のタイルが割れています。
クラックシール
クラック部に十分なシーリング材を充填できるよう、ダイヤモンドの目地切りカッターを使用して目地を作り、シーリング材を充填します。
タイル貼り
構造クラックを処理してから、新規のタイルを貼ります。
タイル洗浄施工前
経年により、外壁磁器タイルからエフロレッセンスが流出し、タイルが汚れています。
施工
汚れに対して、強すぎる薬品を使うとタイルを焼いてしまうため、タイルの汚れに合わせ、最適な薬品を使って洗浄します。
施工完了
高圧洗浄機を使い洗浄剤を流して、タイルの目地を洗浄し施工完了です。
タイル洗浄工事施工前
経年による水垢、サビ染みにより、汚れてしまったタイル。
施工
タイル面に付着したサビ染み、黒ずみ等の汚れは、高圧水を当てただけでは完全に落とすことができません。そのため、タイル洗浄用の薬剤を用いて、こすり洗いを行います。
施工完了
高圧洗浄機を使い洗浄剤を流して、タイルの目地を洗浄し施工完了です。